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滝の横を通って駅に戻ります。今いるのは ノイハウゼン・ラインファル Neuhausen Rheinfall。滝の最寄り駅としてできた駅で、かなり小さい。周囲にお店があるかと思いましたが閉まっているところも多い...。ジューススタンドがありましたね^^;
来る途中に通ったシャフハウゼンは観光地でもあり大きそうだったので、そこまで戻ってみることにしました。駅から近くにすぐ観光するような場所があるのかも知らなかったのですが、降りて正解でした。
駅の近くに美しい街並みが残されていて、観光客向けのお店もたくさんありました。
しばらく歩くとタイ料理のお店が。テラス席に置いてあるメニューを見て食べられそうかなと思ったものの、入り口が分からず。座っておしゃべり中のタイ人女性に聞いたら「2階よ」と教えてくれました。
階段を上がるとアジア系の女性が準備作業中。奥から出てきたスイス人っぽい年配女性が「14:00閉店」と教えてくれました。(14:00すぎでした)
下に降りたら先ほどのお姉さんたちに「食べて行かないの?」と聞かれ、オーダーストップしてた件を伝えました。その後、「タイ人なの?」から始まり、しばらく身の上話をしてお別れしました。
スイスはとても美しく、物価が高いことをのぞけば過ごしやすいと感じていましたが、ヨーロッパのおそらく田舎や年齢の高い層に根強くあると思われる保守的な雰囲気を強く感じ、確信したのがこのときでした。昔、ニューカレドニアに行ったことがあるのですが、そのときに感じた居心地の悪さと似ています。共存していることと、垣根なく交わることの間に大きなギャップがある社会なんだろうな、と。
(上の意見は、私の勝手な妄想に基づいたものです。私の仮説:各国料理店は、その国や地域にゆかりのある人がやってることが多いけど、経営者は大半が、地権者から物件を借りてるスイス人なんじゃないかな。で、ウェイトレス等の職業でお客さんと接するのは別の国の人=タイ料理店の場合はタイ人。)
スイスは、働く人に占める外国人の割合が高いと聞いていますので、都市部にある多国籍企業のオフィスではこのような感覚を持つ必要なく過ごせるのかもしれません。一方で、日本でどこでもあることですが、「違いがあることを意識する」ことと、こちらに入ってくることを手放しで歓迎するのはまったく別のことだとも思われます。
広場みたいなところまで出ると、屋台も出ていました。ここにも2つくらいタイ料理のお店がありました。写真にあるとおり、ちょうどこの時期はロックフェスを開催中だったようなので、もしかしたら街の様子が普段と若干違ったのかもしれません。屋台や移動販売車は常設かどうか不明です。
結局、タイ料理屋さんの隣にあるケバブ屋さんにしました。ビーガンもあったり、チキンナゲットとかもありましたね。お手洗いを借りたら、奥のくらーいところの電気をつけてくれました。洗面所に、最近日本でもあまり見ない、布のタオルをぐるっと回すやつがありました。ヨーロッパで唯一ここでだけ見かけました。
シャフハウゼンには、有名な建物もたくさんあるようなのですが、私たちは特定のものを見に行ったというより、ランチする場所を探しながら散策して駅に戻りました。時間があればじっくり周るのも楽しそうです。
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