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カンチャナブリ市内には、第二次世界大戦関連の博物館がいくつかありますが、このうちのひとつです。ここの特徴は、日本軍の捕虜となった連合軍兵士が収容されていた施設を再現した造りになっている点。展示内容は圧倒的に捕虜側視点なので、欧米からの団体客が多い時間帯には日本人はちょっと居づらいかもしれません。小さい博物館なのでそれほど目を見張るような展示は正直ないのですが、証言ビデオの上映等もされているようでした。
永瀬さんに会いに
実は、私の目的は、施設の建物の外。この博物館のすぐ裏はクワイ河なのですが、河に向かって永瀬隆さんの銅像が建っているんです。永瀬さんのお骨は、クワイ河に散骨されていますので、会いに来るならここ、と思っていました。
この日も永瀬さんは、まっすぐクワイ河を見つめておられました。
永瀬さんを語るうえで必ず登場するロマックスさんの著書を、永瀬さんの翻訳で。