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Billy Gong
クラブリの有名人。南部にいくつかロバスタ種のコーヒー豆を生産しているところがあるのですが、彼はクラブリでは先駆者。平たく言っちゃうと、オーガニック栽培に手煎り。タイのコーヒーブームと、栽培や焙煎方法を理解するよう時代が追い付いてきたところに、うまく乗っかったんだろうけど。私たちとは世代も近いので、私の友人の多くも彼と知り合いです。みんなに尊敬されてる。
時代の寵児、と言ったら言い過ぎだけど、メディアの登場回数からしたらセレブと思われてるかもしれない。でも、経営しているGong Valleyはタイヤに赤土をいっぱいつけないと登れないような山の中にあり、泥臭いエコツーリズムを体現している。彼自身もバックパッカーだったころのまま経営者になっちゃった感じがあり、ヒッピー的な風貌です。
Gong Valley
さて、今日の夕飯はBilly Gongが経営しているGong Valley内のレストランで。
Gong Valleyは自然の中にあるゲストハウスを中心とした施設。コーヒーの焙煎所、カフェ、レストランがあり、彼のコーヒーファームからほど近い。近くに滝があり、レストランのすぐ裏手が渓流なのでゲストハウス滞在客へのアトラクションとしてカヌー体験なんかもやってたりします。
カフェメニューはもちろんGong Coffeeですが、レストランは普通のタイ料理です。宿泊は外国人が多いので、タイ料理っぽい、辛くない料理とかもやってるはず。
あ、Gongさんは英語堪能です。
タイ人の奥さんと結婚して、お子さんと一緒にここに暮らしているのですが、お子さんは10歳くらいで初めてバンコクに連れて行ってます。これには少し驚きました。ラノーン方面から行ける「都会」は数が限られているので、近場ならスラタニやチュムポンですが、足を延ばすなら方向的にプーケットではなくバンコクです。親がお金に困ってなくて、その年までバンコクに遊びに行ったことのない子は小数なんじゃないかと思います。信念をもって自己流を貫いて自然の中での子育てをしていることにも深い感銘を受けたのでした。